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シュートを出すためにはどうしたら良いですか?
2009 / 07 / 10 ( Fri ) Q シュートを出すためにはどうしたら良いですか?
A シュートを出すためには、十分な日当たりと水と肥料が必要です。 解説 露地植えの場合は、十分な日当たりと水と肥料があればシュートが出なくて困ることはありません。それでも出ない場合は、土が相当悪いことが疑われます。 鉢植えの場合は、上記が足りていても土の絶対量が少ないため根が詰まってシュートが出にくいかもしれません。詰まっているかどうかは、株元を持って持ち上げ、鉢の縁を下に軽くたたいて根鉢を抜いて確かめます。根がびっしり見えていて、鉢底の根はぐるぐると何十にも巻いているようなら根詰まりで良いシュートや新芽の伸びを期待できません。 一番簡単な解決方法は、生育期(春から秋まで)は1〜2号大きな鉢に鉢増し(根鉢を崩さないで土だけ足すこと)することです。冬なら全部土を落として、同じ鉢かやはり1〜2号大きな鉢に植え替えます。健康な株なら間違いなくシュートが出てくると思います。シュートを充実させたいので、できれば梅雨が終わるまでに鉢増しを済ませておきたいです。 生育期に鉢増しできない場合は、日当たりと肥料分を確保した上で水遣りに注意してください。バラは水切れを極端に嫌いますから、シュートを出す時に「シュートを伸ばして維持できるかな?」と考えるのか水が少ない場合にはシュートを余りださない傾向にあるようです。現在の日本の子育てみたいですね。 水遣りは http://alsysroses.blog45.fc2.com/blog-entry-80.html http://alsysroses.blog45.fc2.com/blog-entry-82.html http://alsysroses.blog45.fc2.com/blog-entry-83.html を参考にして下さい。一見元気な株が夏に生育が鈍い時は、水が現状維持には十分でも生長するには不十分かもしれません。たっぷりあげているとシュートはより出やすくなります。 こちらの写真はディズニーランド・ローズです。枝葉が華奢な感じですが、花付き・四季咲き性が良いです。 ![]() |
切花品種は育てやすいですか?
2008 / 11 / 15 ( Sat ) Q 切花品種は育てやすいですか?
A 露地で育てた場合切花品種の多くはガーデンローズよりも病気にかかりやすかったり、本来の花が咲かない場合があります。 解説 最近は切花用の品種がガーデンローズとして販売されることが増えてきました。今までは切花品種は育てにくいといわれてきました。確かに切花品種はハウス栽培を前提とされているため、露地で育てた場合には特に黒点病にかかりやすいです。ハウス栽培では黒点病はほとんど出ないため、黒点病への耐病性はそんなに考慮されないためではないかと思います。また、花弁が多い品種は雨で開ききらなかったり、そうでない品種も本来の姿(この場合はハウス栽培で咲いた姿)とかなり違って咲くことがあります。ローテローゼ等は特にそう言えます。また、どの品種もご家庭では切花で流通するようなLサイズになりにくいでしょう。 それでも、大手さんは販売する前に露地でテストしていますからまだ安心ですが、ガーデンローズよりは手をかけて育てたほうが良いと思います。魅力的な切花が全てガーデンーローズとして販売されないのは、権利の関係もありますがこのような理由もあるのです。 弊社で扱っている品種では、ファースト・エディション、セカンド・エディションあたりは黒点病に注意したい品種です。 それでも、切花品種の花はガーデンローズよりクオリティが高く、花保ちがとても良いです。上手に栽培すれば枝のサイズはLにはなりにくいですが、花の姿は本来の姿で咲きやすい品種ももちろんあります。 例えばこちら品種「ベビーロマンティカ」はそのひとつです。もしかすると数年後にはガーデンローズになるかもしれません。 ![]() |
病気に強いバラ?弱いバラ?
2008 / 10 / 17 ( Fri ) もう10月も半分が過ぎましたね。
今年は比較的9月が涼しくて、あまり残暑が厳しくなかったように感じております。皆様はいかがでしょうか? バラを栽培されている方、これから育てようという方が気になるのは「この品種は病気に強いのか?弱いのか?」ということではないでしょうか。 最近の品種は特に、品種の紹介に「病気に強い」「強健」などの言葉が必ずといって良いほど入っています。「強健」は、ほとんどのバラに言えることです。(ごく一部の品種には、強健とはとても言えない弱い品種があるのです)。バラという植物は適切に管理すると一年で驚くほど大きく成長する、他の植物にはあまり見られないほどの生命力があります。その割にはなかなか思うように育たないと苦労されている方がいらっしゃいます。 「このままでは全ての植物がバラに負けてしまう」と自然が思ったのかどうか、バラには病害虫が他の植物に比べてかなり多く、そのせいで成長が遅くなります。 ガーデンローズとして多くの人に栽培していただきたいのですから、新しい品種には耐病性も必要です。しかし往々にして、耐病性は花の美しさに比べて優先順位は低くなりがちです。花が美しいと、相当病気に弱くなければ発表したいと考えているのかどうかわかりませんが、「病気に強い」とされるバラも実際には?ということが多いです。 Alsys-Rosesのネットショップでも、品種の紹介に「病気に強い」「耐病性がある」と書いているものがあります。古い品種では自分で栽培して感じたことを、新しい品種ではメーカーの紹介文を書いています。 原種だから、オールドローズだから、イングリッシュローズだから病気に強いということはありません。私が知る限りでは、遺伝子の倍体が違うからでしょうか、モッコウバラが(ほぼ)完全に病気にかかりません(し、虫もあまり付きません)。それ以外のバラは多かれ少なかれ必ず病気になります。黒点病になりやすかったり、うどんこ病になりやすかったり、その両方だったり。私は、大雑把ですがオールドローズはうどん粉病に弱く、モダンローズは黒点病に弱いと感じています。この二つの病気を農薬で防除すると、バラの栽培は驚くほど簡単になります。それは本来「強健」ですから、葉を落とすことが無ければ、すくすく成長するからです。灰色カビ病は、薬で防除するよりはこまめに花柄を摘むのが有効です。ベト病は生育期(の特に夜間)に低温多湿になるとかかりやすく、住んでいるところに依存し農薬による防除は難しいです。全ての品種がなるわけではなく、特定の弱い品種がなるようです。 農薬をなるべく使わないで病気を防ぎたい場合のアドバイスです。黒点病、うどんこ病は雨を避けるとかなり防げます。バラの置き場所、植え場所を工夫して雨が当たらないようにすると、栽培がぐっと楽になります。対比や腐葉土のマルチはほとんど効果はありません。土からの湿度を防げるような、たとえばウッドデッキやコンクリートの植えに鉢を置くことのほうがまだ効果的です。 また、特に病気に強いと定評がある品種を選んで育てるのも良いと思います。最近感じたのは、スノーコーンがかなり耐病性が強いことです。花付きも良く、小さな樹形で育てやすいです。イングリッシュローズは、昔の品種は全然病気に強くない品種が多いですが、最近の品種はなかなか耐病性があると思います。 こちらがスノーコーン、一枝50輪以上房咲きになるのに背の高さは60cm程度とコンパクトです。 ![]() |
農薬は本当に危険ではないのでしょうか?
2008 / 09 / 19 ( Fri ) ![]() Q 農薬は本当に危険ではないのでしょうか? A 規定どおりに使い、吸ったり肌に触れないようにしっかり防除すればご家庭で使う量なら十分安全です。 解説 濃度や散布感覚を規定どおりにして、散布時に長袖長ズボン、防除マスクをしていれば普通の人は健康に被害が出ることはありません。皮膚が過敏だったり弱い方以外は、特に吸わないようにそれでも微量に摂取してしまう農薬を肝臓や腎臓が処理することを考え、念のためその日の飲酒は避けたほうが良いと思います。 昔の農薬のように、人間(を含む哺乳類や鳥類、爬虫類)に強い毒性があるものは一般には市販されず、特にバラに使う農薬ではそれらのものを使わなくても十分効果が出ます。最近の農薬は、ターゲットの菌や昆虫以外にはなるべく影響が無いように開発されています。余ったら土に流せば分解されますが、水に流すとなかなか分解されず水生生物に深刻な悪影響がありますのでご注意下さい。薬剤や溶剤の臭いが気になる農薬がありますが、臭いに毒性が比例するわけではありません。気になる場合はなるべく臭わない薬を選んで使うと良いと思います。 市販の農薬は、短期と長期の毒性について定められたテストをクリアしています。もちろん致死量がありますが、それは食品(例えば塩やカフェインやしょうゆ等)でも同じことで、大量に摂取すれば致死量に達します。病気のときに使う薬もそうでしょう。適量なら有効で、過度に使えば毒になる、農薬も同じなのです。 また、(植物への)薬害が出る濃度と有効濃度がなるべく離れるようにつくられていますから、薬害も出にくくなっています。特定の薬剤と特定の品種では必ずといって良いほど薬害が出る組み合わせがありますのでご注意下さい(例えばダコニールとダブル・ディライト)。 さて、秋の長雨の時期になりつつありますが、「こんなとき農薬でしっかり病害虫を防除しているさぞかしアルシス・ローゼスは安心ですね」と思われる方がいらっしゃると思います。確かにそのとおりで、特に露地の苗は水遣りもしなくて済んで助かるはず・・・なのですが、昨日は雨が降らないという予報を信じて液肥をまいたら、しっかり雨が降って液肥が流れてしまい水の泡に・・・。こういうショックはありました。 上の写真は小豆があつさでへばっているところ、下はりーちゃんに抱っこされながら寝ているところです。四角いクッションは猫の爪研ぎ攻撃でぼうぼうになってしまいました。 ![]() |
ほしい品種が新苗でしか手に入りません。新苗だと心配ですが大丈夫ですか?
2008 / 08 / 19 ( Tue ) ![]() Q ほしい品種が新苗でしか手に入りません。新苗だと心配ですが大丈夫ですか? A 大苗を上手に育てられる方でしたらしっかり作られて新苗なら全然心配ありません。新苗が植えられているポットから大きな鉢(5〜7号が適当です)に植え替えたり露地に植えつけていただくと、立派に育ちます。(バラ苗の状態・形態についても参考にして下さい。) 解説 主にオールドローズ等の、一般受けしないというか初心者の方よりは中、上級者の方に好まれるので数が出ない品種は大苗がほとんど出回らず、新苗でしか手に入りにくいことが良くあります。それなりの数が出ない品種の大苗を作るのは効率が悪いからです。効率が悪いと価格が高くなり、そうなるとまた売れなくなるという(大げさですが)悪循環になるので、新苗での販売が主になります。 バラは主幹となる枝が4、5本無いと落ち着かないのか、新苗はその年にどんどんシュートを出します。10月になれば見違えるように枝数が増えて大きくなっています。オールドローズは四季咲きしない品種がほとんどで、特に生育旺盛です。 新苗がしっかり作られているかどうかは品種の特性もあるので簡単に説明しづらいのですが、下記の項目を満たす苗が無難です。 ・葉が厚い ・葉がむやみに大きくない ・葉と葉の間の茎の長さが短い ・葉の色が濃い ・一番下の葉もしっかりしている 等です。 写真の品種はディズニーランド・ローズです。フロリバンダにしては樹形や葉が小さめでポリアンサ的で弱そうな感じに見えますが、よく四季咲きするせいで大きくならない樹形なのです。盛夏でもクオリティの高い花がよく咲き、目立つ花色の花は花保ちも良い品種です。伊達にディズニーランドの名前を付けられたのでは無いということでしょうか。今年見直した品種の一つです。 |










